どこがオススメ?広島で食品分析を依頼するには

食品には栄養素の表示があるものが以前よりも増えてきました。食品を購入するときに栄養素の表示をチェックする消費者も多く重要な役割を持っています。栄養素の表示のためには栄養素の成分の分析が必要になり、その分析を食品分析といいます。

食品がどのような栄養素を、どのくらいの割合で含有しているかを決定するのが食品分析です。広島で食品分析を依頼できる業者を紹介します。

『食品分析の業界についての情報』

食品分析は本当に必要?

食品分析とは、食品に含まれている栄養素を分析することです。食品に含まれている栄養素について、なにがどのくらいの割合で含まれているかを調べます。また同時に微生物汚染があるのかの検査分析も食品分析によっておこなわれます。

微生物汚染は食中毒の予防のためにも非常に需要な要素です。食中毒を防ぐためには「食中毒予防の3原則」を厳守することが大切です。原則の一つ目は菌を食品につけないことです。食中毒の原因になりうる微生物は空気中や水の中など、あらゆる場所に存在しています。

原材料の段階や製造する過程などで微生物が食品に付着させないことが重要です。二つ目は食品の中で菌が増えないようにすることです。菌は温度が高くなることで活動が活発になるため、保存する場合には低温にして菌の増殖を防ぐのが原則です。

購入した食品を冷蔵庫に入れて保管するのも、冷やして菌の増殖をおさえるためでもあります。三つ目は菌を殺すことです。食品の中にいる菌を加熱処理などで死滅させれば食中毒のリスクを減らすことができます。このような原則を守り製造された食品が、本当に微生物汚染されていないかを分析し安全性の確認をするのも食品分析の重要な役割です。

日本では食の安全のために「食品衛生法」が定められています。この食品衛生法により、有害物質を含んでいたり微生物に汚染されていたりして人の健康を損なう食品は販売することができません。販売だけでなく、健康を害する食品は製造、輸入、加工、使用、調理、貯蔵や陳列もおこなってはいけない決まりになっています。

食品を見ただけでは安全性を確実に判断することができないため、食品衛生法にのっとり食品分析をおこないます。

食の安全には欠かせない!食品分析のメリット

食品分析をおこなうことで食品に含まれる栄養素や安全性を確認することができるため、安心して食品を購入することができます。食品分析では大きく分けて3つの検査を行います。食品の微生物汚染・有害物質による汚染・輸入食品の検査です。

食品の微生物汚染は前項でも触れましたが、食中毒などの予防のために必要な検査です。有害物質による汚染とは、残留農薬や放射線物質が食品に含まれていないかの検査をおこないます。これらが食品に含まれていると人体に大きな被害を及ぼす可能性があるため詳しく分析検査をします。

輸入食品は海外の基準で製造されているため日本の基準とは違います。そのため日本の基準に適合しているのかの分析検査が必要になります。その他にも、すでに販売している食品に問題があり購入した消費者からクレームがあった場合にも食品分析をおこなうことがあります。

例えば食品を口にした消費者から「味がおかしい」「食べた後にお腹が痛くなった」などのクレームがあった場合には、食品分析をおこなうことで原因を究明します。このように安心して食品を購入し食べることができるのは食品分析によるところが大きいです。

どう見る?栄養表示の見方

2015年4月1日に「食品表示法」が施行され、食品の栄養成分表示などが義務化されました。

義務化の完全移行は2020年3月31日までの執行猶予があり、施行後すぐに完全義務化されているわけではありません。

多くの企業が移行期間の間での対応をしています。食品の栄養成分表示のためには、食品分析をする、それに基づきラベルを作成する、食品にラベルを添付する、またはパッケージに印刷するという手順になります。栄養表示のためには、まず食品分析が必要です。

食品分析をすることにより、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量などの項目を表示します。その他にも食物繊維・糖質・ミネラルなどを任意で表示します。栄養表示をチェックすることでエネルギーの量や、それぞれの栄養素の量を知ることができます。

それらを参考にしてバランスのとれた食生活にすることができます。栄養表示はメタボ予防や塩分を控える必要がある方にも役立つ表示です。栄養表示に目を通すことで、より食への関心が高まり、健康的な食生活へ繋がることが期待できます。

『食品分析の意義は?ミネラルは体に必要なの?』

食品分析の流れとは?

食品分析は分析検査をおこなっている業者に依頼しておこなってもらいます。食品分析の流れとしては、まず分析検査を業者に依頼相談します。その後、分析検査をしてほしい検体を送付します。宅配便などで送付する場合と、直接持ち込む場合があります。

検体が到着したら分析検査を実施します。検体の種類や量などで検査にかかる日数や料金も変わります。栄養成分表示の基本的な項目は水分、たんぱく質、脂質、灰分、炭水化物、エネルギー、食塩相当量で、一般的に検査納期は10日前後です。

検査項目を追加すれば、それに応じて納期は延びます。検査結果を踏まえて報告と詳しい説明を受けることができます。食品分析をおこなうことで食品表示基準に従って表示することができます。基準に基づいた正しい表示をすることで消費者へ安全な食品を提供することが可能になります。

また「塩分30%カット」などの製品の特徴を強調する表示も、食品を販売する会社が勝手に表示することができないため食品分析を受ける必要があります。食品分析の結果が食品表示基準で定められている基準値と条件を満たすことができれば、商品に表示をすることが可能になります。

食品の表示は正しい分析によるデータの根拠がないと表示ができないため、食品表示は重要な役割を持っています。

広島でオススメの食品分析業者

食品分析業者は全国に多数ありますが、広島で食品分析を依頼するのにオススメなのは、一般財団法人広島県環境保健協会です。

栄養成分の分析、微生物汚染の検査、賞味期限の設定、残留農薬の分析など、食に関する検査や分析などを幅広く依頼することができます。ホームページから依頼書をダウンロードして申し込みますが、申し込みの際に問い合わせれば検査に必要な検体の量などを教えてくれます。

試験検査結果の秘密を厳守してくれるので安心して食品分析を依頼することができます。